皆さんはドージコイン(DOGE)をご存知でしょうか?

出典:https://dogecoin.com/
そう、ドージコインとは画像の柴犬をモチーフにして作られたジョーク通貨、いわゆるミームコインです。クリプト関連の情報を追っている方なら誰しも見覚えがあるでしょう。
ご存知の方も多いかと思いますが、ドージコインはジョークで作られたにも関わらず、仮想通貨全体の時価総額4位にまで浮上したことのあるハチャメチャなコインです。
実は、そんなドージコインのレイヤー2ネットワークとして2022年8月にDogechain(ドージチェーン)なるものが誕生しました。
そこで当記事では、Dogechain(ドージチェーン)とは何なのか、またどういった実用性(メリット)があるのかについて詳しく解説していきます。
Dogechain(ドージチェーン)とは?
ドージチェーンとは、ドージコインのユーティリティを高めることを目的として作成されたPoS(プルーフ・オブ・ステーク)採用のレイヤー2ネットワークです。

公式Twitter:@DogechainFamily
レイヤー2とは、既存のブロックチェーン上に構築され、より大規模かつ効率的に運用できるよう設定されたネットワークのことを指します。
レイヤー2の有名所としては、イーサリアムのガス代などを改善するために生み出されたポリゴンネットワークがレイヤー2に当たります。
ドージチェーンのユーティリティ
ドージチェーンはドージコインとポリゴンネットワーク間のブリッジとして機能します。
これにより何ができるかと言いますと、ドージコインはイーサリアムネットワークと完全な互換性を持つことができるようになります。
正確には、既存のドージコインをイーサリアムと互換性のあるWrapped Dogecoinに変えることで、チェーン上のNFTやトークンなどを利用できるようになるようです。
ドージチェーンの問題点
実はこのドージチェーン、ドージコインの設立チームとは直接の関わりを持っていないということが判明しました。
互換性を持つことによる期待感からドージコインは8月中旬に大きく値上がりしていましたが、ドージコインの運営元が関わっていないことが判明してからは下がり続けています。

出典:CoinGecko
ドージチェーンの今後について
ドージコインの運営元は関わっていなかったものの、イーサリアムチェーンと互換性を持てるというドージチェーンのユーティリティはホルダーに高く評価されており、まだまだ期待されています。
実際、ドージチェーン公式の9月2日のツイートによると、ドージチェーン上のトランザクション数が1500万を超えたとのことなので、着実に利用者は増えているようです。
桁違いの時価総額を叩き出したミームコインということもあり、ありとあらゆる逆境をネタにして舞い戻ってくる可能性は大いにあります。
今後、どのようにドージチェーンが展開していくのか、またドージコインの価格にどう影響を及ぼすのか、ぜひ注目していきたいですね。