AI画像生成サービス「Stable Diffusion」はNFTに変革をもたらすのか?

こんにちは!あるくです。

感度の高い方は既にご存知かと思いますが、先日とんでもなく高性能なAI画像生成サービス「Stable Diffusion」が一般公開されました。

まだ知らない方に簡単にご説明すると、Stable DiffusionはAIに対して文章を入力することで、文章に対応した画像を生成してくれる画期的なサービスです。

Stable Diffusionで作成した画像のツイートを拾ってきたので、まずはその実力を見てみましょう。

最初は幻想的かつ神々しい感じの画像。

 

お次に可愛いテイストの画像。

お次に、リアルな感じの画像。

最後に、アニメ調の画像。

いくつかピックアップしてみましたが、とんでもなくないですか?個人的にはこのハイクオリティを維持してテイストまで指定できる点に物凄い可能性を感じました。

実はこれまでもAIによる画像生成サービスは存在していたのですが、各開発企業が「こんなクオリティのもの一般に公開するなんてダメでしょ」って隠していたので、一般人は使えませんでした。

ところが、Stable Diffusionの開発元は、「みんな平等に使えた方が良いから公開しちゃおう!」とこれまでの常識をぶち破って一般公開してきたのです。まさに前代未聞ですよね。

そして!ここから本題なのですが、気になるのがAI画像生成サービスの技術の普及によりNFTはどう変化するのかという点です。

これまでNFTにおけるAIの使い所は、コレクティブNFT(ジェネレーティブNFT)の生成が主流でした。

コレクティブNFT…顔や背景、髪型やアクセサリーなどのパーツとなる画像を作成し、AIに読み込ませることで、何百〜何千のパターンの画像を自動生成して作るNFT作品のこと。

コレクティブNFTを生成する場合、作成元のパーツを用意するためにイラスト技術が必要でしたが、Stable Diffusionであれば、文章を入力するだけで作成できてしまうので、画力は一切求められません。

数々のハイクオリティのイラストを自動生成することができれば、自分のようにイラストを描けない一般人でもハイレベルな一点物のNFTアートを発行できるようになります。

また、イラストのテイストもいくらでも選べるので、時代や流れに合わせたスタイルでNFTを出していくことも可能になります。

ただ、誰もが自動でハイクオリティの画像を生成できるようになった世の中で、「絵が綺麗だから」という購買動機が続くのか、非常に疑問です。

私は今後、アーティスト自体にファンがいるとか、AIでは絶対に生み出せない何かがあるとか、よっぽどの理由がない限り一点物のNFTは買われなくなっていってしまうんじゃないかと考えています。

現実世界での絵画に関しては、質感や実際に存在すること自体に価値があるので、あまり大きな変化には繋がらないのかななんて考えているのですが、NFTの世界はモロに影響を受けそうだなと思っています。

NFTに今後どのような変化があるのか注目していきたいですね。

まとまり悪いですが今日はこの辺で。ご精読ありがとうございました!

 

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