「NFTゲームで一攫千金!」そんな夢を見て始めたものの、気づけば資金を持ち逃げされていた…。そんなNFTゲームにおける詐欺・ラグプルの被害が後を絶ちません。
この記事では、NFTゲームにおける代表的な詐欺の手口である「ラグプル」を中心に、その対策方法を初心者にもわかりやすく解説します。
安全にNFTゲームを楽しみたい初心者の方は、ぜひ最後までお読みください。
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NFTゲームにおける詐欺「ラグプル」とは?
ラグプル(Rug Pull)とは、英語で「足元の敷物を引っ張る」という意味です。
NFTゲームの世界では、開発者や運営者がプロジェクトを放棄し、投資家やプレイヤーが投資した資金を持ち逃げする行為を指します。
あたかも敷物を引っ張って、人を転ばせるように、突然プロジェクトが消滅することから、このように呼ばれています。
ラグプルは、以下のような流れで実行されることが多いです。
- 魅力的な謳い文句で投資家やプレイヤーを集める: 高収益や革新的なゲーム性をアピールし、期待感を持たせます。
- NFTや仮想通貨を販売し資金を集める: ゲーム内通貨やキャラクターNFTなどを販売し、多額の資金を調達します。
- プロジェクトを放棄し、資金を持ち逃げする: ある日突然、ウェブサイトやSNSアカウントが閉鎖され、連絡が取れなくなります。
ラグプルに遭ってしまうと、資金はほぼ間違いなく戻ってきません。
また、ゲーム自体が破綻するため、ゲーム内で育てたキャラクターやアイテムなどのNFTも価値を失ってしまいます。
ラグプルの典型的な手口
NFTゲームにおけるラグプルには、いくつかの典型的な手口が存在します。
事前に手口を知っておくことで、詐欺に遭うリスクを減らすことができるので、よくある手口を確認していきましょう。
初期段階での資金調達後、音信不通になる
ホワイトペーパー(プロジェクト概要書)やロードマップ(開発計画)を発表した後、NFTのプレセールなどで資金を集めたところで、開発がストップし、連絡が途絶えるケースです。
投資家は、約束されたリターンを得られないばかりか、連絡手段すら失ってしまいます。
ゲームリリース直後に運営が停止する
ゲームがリリースされたものの、すぐにサーバーがダウンしたり、アップデートが全く行われなくなったりして、運営が実質的に停止するケースです。
リリース直後は賑わいを見せるものの、数日、あるいは数時間でアクセス不能になることもあります。
当然、購入したNFTやゲーム内通貨(トークン)も無価値になります。
ゲーム内通貨やNFTの価値が急落する
運営者が大量のゲーム内通貨やNFTを市場に放出して、価値を意図的に暴落させ、利益を得るケースです。
運営者自身が市場をコントロールし、一般のプレイヤーが保有する資産を一方的に貶める行為です。
これにより、早期に投資・参加したプレイヤーほど大きな損失を被る傾向があります。
SNSのアカウントが突然削除される
プロジェクトに関する公式X(旧Twitter)やDiscordなどのアカウントが予告なく削除され、情報収集ができなくなるケースです。
これまで情報を得ていた唯一の公式窓口が閉鎖されるため、プロジェクトの状況を把握する術がなくなります。
実質、プロジェクトが完全に放棄されたサインです。
ラグプルを見抜くためのチェックポイント
すべてのNFTゲームが詐欺というわけではありません。健全なプロジェクトも多く存在しますし、日本の大手企業が参入しているNFTゲームもあります。
ラグプルに遭わないためには、事前にしっかりと情報を収集し、注意深く見極めることが重要です。
ご紹介するチェックポイントを参考に、怪しいNFTゲームのプロジェクトを見抜きましょう。
開発チームや運営者の情報が不明確
実名や顔写真が公開されておらず、経歴や実績も確認できない場合は注意が必要です。
過去の実績や専門性が見えない場合、プロジェクトを遂行する能力に疑問符が付く可能性があります。
ホワイトペーパーの内容が曖昧
ゲームの仕組みや収益モデル、開発ロードマップなどが具体的に記載されていない場合は、実現可能性が低い可能性があります。
詳細な情報がないホワイトペーパーは、開発側の計画性の欠如を示唆している場合があります。
また、ある程度、NFTゲームやブロックチェーン関連のプロジェクトを触っていると気付けるようになるのですが、明らかに有名なプロジェクトをパクっていることがあるので注意が必要です。
過剰な収益性を謳っている
「誰でも簡単に月〇〇万円稼げる」といった、リスクに見合わない高収益を強調するプロジェクトは警戒が必要です。
冷静に考えればあり得ないような高収益を謳うプロジェクトは、最初から持ち逃げを目的としている可能性があります。
スマートコントラクトの監査を受けていない
スマートコントラクト(NFTやゲーム内通貨の取引を自動化するプログラム)の安全性について、第三者機関の監査を受けていない場合は、脆弱性が存在する可能性があります。
監査を受けていないスマートコントラクトは、バグや不正なコードが潜んでいる危険性があったり、外部から狙われやすかったりと不安要素満載です。
これらの脆弱性を悪用され、資金を失うリスクも考慮しなければなりません。
ラグプルから身を守るための対策
NFTゲームで詐欺・ラグプルに遭わないためには、以下のような対策を講じることが重要です。
- 徹底的なリサーチを行う:Webサイト、ホワイトペーパー、開発チーム、VCなど
- 失っても良い金額を投資する:初心者の方は最悪失っても取り返しの付く金額を投資しましょう
- 複数の情報源を確認する:第三者の意見を聞きましょう。特にXでの声は重要な指標になります
- セキュリティ対策を徹底する:よく分からないサイトにアクセス許可すると全額抜かれます
- 冷静な判断を心がける:「限定」「儲かる」などの言葉に惑わされないように
万が一、詐欺・ラグプルに遭ってしまったら?
どんなに注意していても、ラグプルに遭ってしまう可能性はゼロではありません。
もし被害に遭ってしまった場合は、以下の行動を取りましょう。
- 被害状況を記録する:取引履歴やスクリーンショットなど、証拠となる情報を保存しておきましょう。
- 関連するコミュニティに情報を共有する:他の被害者と情報交換を行い、連携して対応を検討しましょう。
- 仮想通貨取引所に報告する:プロジェクトのトークンが上場している取引所に、被害状況を報告しましょう。
ただし、一度失った資金を取り戻すのは基本的に不可能です。
どれだけ気をつけていても抜かれる可能性があるのがクリプトの世界です。資金管理とリスク管理は徹底しましょう。